八ヶ岳:硫黄岳~天狗岳 vol.2

Eitaku

2011年07月30日 09:52

なんとか、続きました…。(笑)  硫黄岳までは、こちら
今回のルートは、一日目:桜平~オーレン小屋~赤岩の頭~硫黄岳~夏沢峠~箕冠山~東天狗岳⇔西天狗岳~白砂新道分岐~本沢温泉(テント泊)
二日目:本沢温泉~夏沢峠~桜平の一筆書きルートです。

初のソロテント泊山行です!



硫黄岳山頂を楽しんだ後は、天狗岳へ向かいます。

地図によると硫黄岳と天狗岳の山頂の標高差はほとんどありません(硫黄岳標高 2760m、東天狗標高 2646m)から、
楽勝のはず。結果、この読みは、大誤算でした…。(笑)
硫黄岳から下り始めです。まっ白いガスの中、夏沢峠方面へは大きなケルンを頼りに進んでいきます。


景色はほとんど見えませんので、高山植物を眺めながら、夏沢峠へ向かいます。
んっ? 結構、下るね…?



ヒュッテ夏沢をすぎたあたりから若干、天候が回復したような。晴れ男の本領発揮か!?


ここから登り。「あぁ~、さっき降りた分、登るのか」と思いながら歩きます。
このような樹林帯は、わりと好きなので気分よく登って行きます。


苔、萌えます。


北八ヶ岳らしい道というのでしょうか? 落ち着いた道です。


でっ、ひとまず登りきると、箕冠山到着です。


「あ~、これを越えたら、天狗か~」と思って進むと、また、下り…。(涙) しかも、また、ガス…。


どっと、疲れが…。
根石山荘付近まで降りてみると、また登り…。「あれが、天狗かな?」と思って地図を見ると、根石岳…。
「まだ、天狗じゃないの? けっこう、しんどい…。」


あまりの疲労感…。ちょうど、この辺りはこまくさ保護地ということで、コマクサ観賞しながら大休止。



コマクサの可憐な姿に多少は癒されて先へ進みます。根石岳をなんとか超えるとやっと見えました天狗岳!
うっすらですが。(笑)


山頂手前の最後の難関の岩場を越えていきます。


緑の橋を越えると山頂のはず。 よく見えませんが…。(笑)


橋の脇は、断崖絶壁です。テン泊荷物しょって疲れて膝もがくがく。慎重にわたります。


橋を渡って、ちょっと登って、なんとか、東天狗をゲット。 へとへとです。 ここで大休止、おにぎり&饅頭の昼飯をとります。


昼食後、東天狗から西天狗を眺めてみますが、やっぱ、ガスガス…。
けど、晴れていたらいい眺めなんでしょうね。


相変わらず、眺望はまったくなし。西天狗、どうしようかと迷いましたが、せっかくなのでザックをデポしてピークは踏みます。


ほんとは、こんな眺望の予定だったのですが…。(笑)


天狗岳を登頂したらさっさと、今回のメインイベントへ向かいます。来た道を白砂新道分岐まで戻ります。
写真は、天狗岳、直下の稜線。晴れていたら赤岳まで見渡せるんでしょうね。



少しガスが晴れました! 左から硫黄岳、箕冠岳、根石岳。


ほんのわずかな眺望ですが、確かな元気をもらって白砂新道を下って行きます。このルートが本沢温泉までの最短コース。
しょっぱな、ガツンと下った後は、原生林の中を進みます。これは、これで良い感じです。
道中、誰とも会いません。 原生林、独り占め。





小一時間ほど下ると、本沢温泉に到着!! 歴史を感じる中々の建物ですね。



キャンプ場は、本沢温泉から更に3分ほど下った沢沿いの林間にあります。
さらさらと、沢のせせらぎの聞こえる、ここちよい林間サイトです。


私のテントは、TENT-MARKのrolly-polly 1.7、どちらかというとバックシャン。


水場は、キャンプ場横の沢、だたし、念のため要煮沸。本沢温泉には煮沸不要のおいしい水場あり。無料です。


テントを張り終えた後は、早速、「雲上の湯」へ。キャンプ場から本沢温泉を経て10分たらずの場所にあります。
入浴料は、600円。ちなみに本沢温泉の内湯は、露天と同じ泉質と透明のお風呂の二種類あり男女日替わりで800円です。




野趣あふれる、お風呂ですね。しかも、混浴。(笑)
早速、ご賞味させていただきます。本沢温泉で買った沢で冷やしたビールで、「うぇ~」。


温泉の温度は、若干、ぬるめ。おかげで長くつかることができます。お湯は泥湯。
私は、普段は烏の行水、シャワーメインなのですが、程よい温度のため30分ほどつかりました。
たっぷり温泉につかった後は、目の前の沢の水で体についた泥を流します。
この沢の水がものすごく冷たい! しかし、温泉効果のためか、冷たい水で泥をながした後もぽかぽか感は持続します。

気分良く温泉につかった帰り道、本沢温泉に泊まっているらしいかわいい女の子の二人組と行き違いに。非常に残念ですが、no photo です…。(笑)
すれ違う時に、「あの~、すいません。露天風呂ですが、いま、すいてますか?」と尋ねられ、
思わず、「いや~、私もこれから温泉に入るとこなんですよ~」と言いかけたことは秘密です…。
…、残念。(笑)

後悔の念に打ちひしがれながらテン場に戻ります。当日は、計5組。ゆったり過ごすことができました。
ソロの若者と話したり、父子デュオの子供の元気なあいさつにびっくりしたり…。

晩御飯、晩酌を楽しみ、20:00頃には眠りにつきました。

(今回のコーヒー缶の中身は、45度、沢水での水割り、最高でした!)

翌日は所用のため5:00起床、6:00にテントをたたんで夏沢峠を経て帰路につきました。

おしまい。

〇おまけ
翌朝の硫黄岳 爆裂火口。やっぱ、全部は見えません。(笑) 天気がよければ、雲上の湯からも爆裂火口が見えるそうです。


夏沢鉱泉のキュウリ。味噌つきで100円です。帰りに食しましたが、行きに買って、晩酌のつまみでもOKですね。



本沢温泉のどぶろく。キャンプ場で1本、お土産に1本。 ちなみに500円/本です。


露天風呂の記念チケット。ん~ん、セクシー。ぜひともリベンジしたいですね!(笑)



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