初めての北アルプス…、涸沢 vol.2 アタック編?(笑)

Eitaku

2011年10月23日 10:44

10/8~10に行ってきました。
その一は、こちらから。紅葉の具合は、こちらから。

10/9 am5:00頃、起床。気温は多分、氷点下、テントはパリパリに凍ってました。


5:30過ぎから奥穂、涸沢岳方面に朝日が当たり赤く染まってきます。最高の眺めです。

とある行列からの眺めでなければ…。(笑)


起床後、念願の朝の暖かい飲み物。
SOTO マイクロレギュレーターストーブを使いましたが、低温下でもきちんと着火、中々の火力です。
なんといってもDFと比べると音が静か。DFもって色々行きましたが、混んでる中で使うとひんしゅくモノでしたからね。(笑)
これからは、安心して火が使えそうです。


本日の予定は、モルゲン観賞後、6時過ぎに山行出発。行き先はその時の気分で…、だったのですが…。

予定通りのモルゲン観賞、観賞しながらヒュッテのトイレへ。トイレへ向かっていくと、ヒュッテ売店からテン場へ下る階段に長い行列…。
モルゲン観賞のポジション取りの行列か? はたまた、朝からおでん&ビール行列か?

さすが秋の涸沢! と思って先へ進むと、行列の行き先はなんと、トイレ…。

あわてて、いま来た道を引き返して列に並びます。気のせいか、行列がさっきより2m程伸びたような気が…。(涙)

そして、トイレ行列の中から眺めたモルゲン、ものすごくきれいでした…。(笑)


しかし、なんと、並んでいるうちに日が登り、山々が赤くなくなってきちゃいました…。

涸沢槍がりりしいですね…。

そのまま並ぶこと数十分…、並び始めてから1時間以上並ぶことに。事を済ませてテン場に戻ると7時過ぎ…。
当日の朝は、昨日買っておいたパンで簡単に朝食を済ませて出発する予定でしたが、一気にやる気なし…。(笑)

私のテントの横を奥穂方面に向かうハイカー達が何人も通っていきますが、気分転換を兼ねてカレーうどんをつくってのゆっくり朝食に切り替え。

カレーうどんを食べながら、このまま停滞するのも悪くないかと考えましたが、
そんなことしたらヒュッテのビールがすべてなくなる可能性もありますので、とりあえずどっかへ出かけることへ。(笑)

奥穂か北穂かどちらにしようかカレーうどんをすすりながら山々を眺めます。

北穂方面への登山道…。

すでにすごい人…。

写真はとり忘れましたが、奥穂方面もすでにたくさんの人が登っているようです。
どっちも混むならやはり百名山の奥穂かなということで行き先決定。

しかし、この判断が後々、命取りに…。(笑)

ぐだぐたした結果、8時過ぎのスタート。これから登っていくザイテン方面を眺めますが、かなりたくさんの人が登ってます。


テン場からザイテンまでの景色。紅葉はいま一つではありましたが、天気も眺めもサイコーでした。





ほどなくザイテンへ。だいぶ、人が増えてきました。


中盤くらいまでは、それなりのペースで登ってきましたが、鎖場を先頭に大渋滞…。交互通行のためかなりの停滞、進みません…。


一時間近いタイムロス…。当日は好天のため、この時間では気温もかなり上がってきていましたが、
時々、吹く風に体も冷えてきます。カッパをはおり、忍の一字で登っていきます。

登っていく道中、すれ違うか方々から、「奥穂もすごい混雑だよ~。」とか、「一時間近く待つよ~」とか、の事前情報…。
気分もなえなえで、なんとか山荘へ。


山荘から涸沢カール方面。絶景でした! 屏風の頭の左向こうは常念岳。どっしりとした岳ですね。


早速、奥穂のとりつきへ。


事前情報の通り、やはり、ここも…。しかも、進んでいません…。(笑)
吹きっさらしの岩場で寒さに震えながら待っている人々…。しかも、結構、雪が残ってます。
途方に暮れて眺めているとどんどん人が…、行列が更に伸びていきます…。

「こりゃ、今日はこのまま降りて、来年リベンジか?」と思って、周りの景色を眺めているとすぐ横に頂が。しかも人がいない…。
涸沢岳ですね。早速地図で確認するとここも3000mオーバー。
奥穂と北穂の間の岳ですので景色も良いだろうということで涸沢岳に登ることに。


20分ほどで山頂へ。今回の山行で初めての、唯一のピークです。(笑)


山頂からの眺め。
奥穂~前穂。


奥穂、ジャンダルム!


北穂~大キレット~槍!! 槍の左側のその向こうには、剣。ずっと向こうは日本海ですね。
いつかは歩いて行ってみたい…。


大キレット~槍をズーム。来年は、多分、ここを歩いていることでしょう…?。


このまま、涸沢岳から北穂へぬけることも考えましたが。時刻はすでに12時を回っています。
CT的には問題ないのですが、地図上の危険の文字と渋滞によるタイムオーバーの懸念から今回はパス。
こちらも来年へ持ち越しへ。またしても宿題です。

奥穂岳山荘へ引き返しますが、奥穂への登山道は相変わらずの渋滞。さっきより人が増えている始末です。
今回は、奥穂はあきらめて、簡単な昼食後、下山。

下山も混んではいましたが、さすがに登ってくる人の数も減り、3時頃にテン場へ到着。

当日は、横尾への転進も考えていましたが、涸沢でもう一夜を過ごすことに。

そうときまれば、ヒュッテで高級ビール(700円/本×2)を購入。
相変わらず、売店は長蛇の列でしたが、ヒュッテ内の自動販売機で並ばずに購入しました。(おでんは、またもや見送りです)

前日に引き続き涸沢の景色をつまみに秋の夜長を楽しみました。

ちなみに北穂方面は、かなりの混雑はあったものの停滞することなく登れたとようです。
テン場を6時から7時に出発した人でほぼCTでの山行だったとのこと。
来年のコース設定の参考にさせていただきましょう。

翌日は、涸沢からの脱出渋滞をさけるため、4時起床、テント撤収、モルゲンが終了する前の6時ちょい前にテン場を出発。
10時に上高地バスターミナルへ。10時過ぎのバスに乗り、予定通り午前中に上高地を脱出。
中央道の渋滞も合計で20km弱程度ですみ、無事に17時前に帰宅しました。

まっ、色々ありましたが気楽で楽しい山行となりました…。

おしまい。

〇おまけ
帰りの林道で野生の猿。河原で結構な数が群れていました。
藪からガサガサと出てきたときには、一瞬、熊かと思ってビビりました。(笑)


帰りの車窓から。八ヶ岳。


富士山。


お土産。リンゴは、息子へ(山梨名物ですが、とりあえずアルプス絡みということで(笑))


ワンカップは自分用に。今回、氷壁の舞台へは立ち寄れず。これも次回の宿題ということで…。


地図データー。



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