7/6~7/8の二泊三日で梅雨明け第一発目を期待して計画した山行・・・、
当初の予定コースは、「上高地~涸沢~北穂高岳(テン泊)~大キレット~槍ヶ岳(テン泊)~槍沢~上高地」でしたが、
梅雨明けとは程遠いお天気。
出発前日なって、雨の大キレットはさすがに自信がなくコースを変更しました。
紆余曲折を経て出発直前に中房温泉(合戦尾根)~燕岳~大天井(テン泊)~東鎌尾根~槍ヶ岳(テン泊)~槍沢~上高地に変更です。
今回は、バンカーさん、マイコーさんとご一緒しました。
仕事を終えた木曜日、21時頃に千葉北西部を出発、25時過ぎに豊科IC近くのタクシー会社(南安タクシー)に到着。
ここに車を置いて、下山する上高地に陸送してもらう手はずになってます。(豊科~上高地の陸送代 9000円)
タクシー会社では、会議室を使って仮眠が取れるサービスがあり利用させていただきました。
(翌朝の写真です)
7/6は4時過ぎに起床。心配していた天気は、まずまず?
タクシー会社から、中房温泉登山口までは、タクシーで向かいます。(9000円くらい?)
登山口へ到着後、準備が終わって、記念撮影後、6時40分ごろ出発です。
この時点では、意気揚揚です。(笑)
さすが、北ア3大急登といわれるだけあって、いきなり結構な登り。
バンカーさん、今回、ニューシューズを投入とのことで、軽快に登っていきます。
ほどなく、第一ベンチ、休憩所です。寝不足と湿気がたたり、皆、バテバテ・・・(笑)
急登に喘ぎ々登っていくと、合戦小屋へ。売店のみの営業です。
ここの名物は、スイカ(1/8カット、800円)ですが・・・、
本格的に降り出した雨と寒さで、皆さんトン汁・・・。(笑) 疲れた体にしみわたります。
トン汁でエナジー補給した後は、完全武装で出発です。
カッパ上下は、初めての装着です・・・。(笑)
合戦小屋から燕山荘までは、根雪もありましたが、アイゼンは不要。
ゆっくり休憩を取りながら登り、燕山荘へは、12時過ぎに到着。ここで休憩&昼食を取らさせていただきました。
スタッフの方も気さくで親切、落ち着いた山の宿で、一度は泊まってみたいと思いました。
ここから、本日の宿、大天井へ向かいます。
防水のカメラカバーを持ってないのでカメラはザックへ。ということで写真はありません。
CTで約3時間。13時頃の出発です。
燕山荘を出た直後は雨は本格的に降っていましたが、そんなに風もなく、ちょっと遅めでの計画ではありましたが、
山小屋へは16時過ぎの到着で計画。
「テント張って、17時から宴会か~」 なんて、考えながら進んでました・・・。
ところが、稜線を進んでいくと、どんどん風が・・・。
大下りの頭を下って、登り返すあたりから時々突風が吹付けます・・・。
「ちょっとやばいかな」と思い進んでいくと、いよいよ風が。
ザック重量合わせて、100kgを軽く超えてますが、たまに吹く突風に体が「ふわり」。
風は、西から吹いており、幸い、トレイルは主に稜線の西側を通ってますので大事には至らなそうですが、
それでも突風が吹くと「怖い」。
風が西側の硫黄岳、硫黄尾根を無理矢理に越えてくる音が聞こえるんですよ。「ごぉ~っ」て。
それから数秒後、突風が吹きつける・・・。
これの繰り返し。正直、コワかったです。
そんなんですから、一気にペースが落ちます。
大下りの頭を下ってから、大天井岳の分岐まで長かったこと・・・。
風で進めないわ、カッパの袖から浸水してきて寒いわ、ザックカバーが外れてザックが浸水して重いわ・・・、の三重苦でした。
それでもでも何とか、大天井岳分岐へ。この手前に㋖ポイントがあって、なんでやねんと思いながらも慎重にクリアー。
バンカーさんから拝借。
・・・、何とかたどり着いた大天井岳の分岐からは、CTで40分で山荘です。
ここからのトレイルは瓦礫・・・。
風は一層、力を増してました。
耐風にも気を使いますが、強風による落石も恐かった・・・。
這う這うの体で本日の宿の大天荘へ17:30頃到着。かねてからの大雨&風で迷わず、山荘泊へ。(笑)
山荘のご主人も我々のずぶ濡れの装備、疲労困憊ぶりを心配して受け付けは片付けと一息ついた後でよいよとのこと。
お言葉に甘えさせていただき、濡れた装備の整備&一服をさせていただきました。
一息ついて、受け付けも終了すると念願の宴会です。
こうなるとさっきの疲れもなんのその、本日の反省、明日の山行、次の山行と話は盛り上がります。
ドライカレー、意外といけました。当分、ハマりそう。
当日は、8時過ぎの就寝となりました・・・。
翌朝は4時過ぎに起床。 やっぱり雨です・・・。
バンカーさん、早朝から何を思う・・・? 早く、出発の準備してください。(笑)
マイコーさんも早く、準備準備!(笑)
天候の回復も見込めないため、予定変更。常念乗越から一ノ沢へ下山することに。
7時半ごろ出発ですが、やはり、雨、風&ガス。 山荘から10分の大天井岳山頂もあきらめます。
この時点で、No PEAKがほぼ決定。(笑)
大天荘から常念乗越、常念小屋を目指します。
この区間は㋖ポイントもなく、相変わらずの雨、風&ガスでしたが、昨日ほどの緊張感はなく歩くことができました。
ほどなく、常念乗越へ。
ちょうど、ガスが切れ、目の前には常念岳が。
登って降りて、2時間20分・・・。また、ガスると最悪なので常念岳は登らないことに。これで、やっぱり、No Peakが確定。(笑)
バンカーさんから拝借。
ほぼ、コースタイムで常念小屋へ。最後のお昼休憩を取った後、一ノ沢を下ります。
一ノ沢登山口へは、常念小屋からタクシーを予約。
2時半頃に下山、タクシー会社で車を回収し、温泉入って帰りました。
バンカーさんから拝借。
今回の山行は、色々と考えさせられるものになりましたが、仲間とともの行動だったからこそ、こなせた山行だったと思います。
バンカーさん、マイコーさん、お疲れ様&ありがとうございました!
〇おまけ
〇おまけのおまけ
こけました・・・。(笑)
バンカーさんから拝借。
GOREが・・・、こうなりました。(涙)
直さねば・・・。
つづく・・・?
おしまい。