到着後、明るくなるのを待って6:20スタート!
夜叉神峠付近では、まだまだ葉っぱがきれいに色づいていました。
途中、夜叉神峠小屋、苺平を経て南御室小屋へ。
予定では天気は良いはずなのに、ここまでは終始曇り…。なぜっ?と思っていると、なんと、雨…。
信じられません…。
南御室小屋のの主人も「まさか降るとは。おかしな天気だね。」
天候の回復を祈って、先へ進みます。
南御室小屋からは、いきなりの急登。
約1時間ほどで「ガマの石」へ。ここをすぎると稜線に出るはずです。さて、今回の眺望は?
天気は、相変わらず、いま一つですが、なんとか見渡せました! 北岳と小太郎山。間ノ岳はちょっとガスってますね。
これから歩く、岩砂と岩と岩塔のトレイル。お盆に来た時はまったく視界はなかったので、この眺めにはテンションが上がります。
それにしても、天気が残念ですね…。青空がバックだとさぞかし映えただろうに…。
薬師岳小屋へ到着。小休止。小屋前のベンチをお借りいたしました。
薬師岳小屋から薬師岳へ向かう途中からの北岳。ちょっと雲がとれつつあるような。
お盆もここまでは来ました。これから先は未知の領域。
前方には観音岳です! その先には、甲斐駒ケ岳の頭の先がちょこっと見えます。
ほどなく、観音岳へ。
観音岳付近から振り返ると、薬師岳と富士山。ちょっとづつですが、天候も回復傾向に。
観音岳から進行方向を眺めると地蔵岳! ついにロックオン! 象徴的なオベリスクが目に飛び込んできます。
ここから地蔵岳へは、その左側の赤抜沢ノ頭を経由して向かいます。
赤抜沢ノ頭の先には、甲斐駒ケ岳がちらりと…。
赤抜沢ノ頭を見上げます。岳とか山との名前はついていませんが、中々のもの。見事な岩塔の集合体ですね。
地蔵岳へはここを登っていかなくてはならず、疲れた足には随分と堪えました…。
息も絶え絶えで地蔵岳の山頂直下へ! これで本日のミッション終了です。お疲れ様でした。
ここからは鳳凰小屋へまっしぐらに下っていくのみ。
さっさと向かって、とりあえずビール! と思っていると、
やっぱりいました、オベリスクに登っている人。これを見てしまうと、「ほんじゃ、私も。」ということで、
登ってみました。しかし、中腹までです。
中腹まででこの高度感です。思わず、体の中心部が疼きます…。(笑)
当然、一番、てっぺんの岩塔にはとても登れません。ここからの眺めは、写真撮り忘れ…。
甲斐駒ケ岳、八ヶ岳連峰が目前に現れ圧巻の眺めでした。
しばし、眺めを楽しんだ後は、オベリスクからサクッと慎重に下って、鳳凰小屋へ向かいます。
なんとか日没前に無事到着です。
鳳凰小屋は、こじんまりとした良い感じの小屋でした。ご主人も気さくな方でございました。
テン場は、こんな感じ。土砂、フラットでテントは張りやすかったですね。この奥にもう一段スペースがあります。
さっさと設営し、お約束の乾杯! この日は気温も高くちょっとぬるめのビールでしたが、それでもうまい!!
日没後は雲も取れていき星空へ。星空を眺めながらの一人宴会で至福の時を過ごしました。
---------- 翌朝 ----------
珍しく? 4時台に起床。(笑)
夏に南御室小屋で仕入れたコッヘルコーヒーで目を覚まします。
簡単な朝食後、テント撤収を終え出発の準備を進めていると…、
6:10分ごろ、奥多摩の山々から昇る朝日…。見事なご来光でした。
朝日に赤く染まる登山道を地蔵岳に向けて登っていきます。
気持ちのよい道ではありますが、朝一番にこの登りはきつい…。(笑)
樹林帯を抜けると、賽ノ河原へ。砂がずぶずぶで歩きにくし…。
出ました、晴天下のオベリスク! この青空をバックにしたコントラストが美しい。良いもの見られました!
お地蔵さんたちもずらり。
昨日とは打って変わって快晴です。白峰三山もばっちり。
んっ? 北岳山頂に帽子のような雲が。アマチュアの山岳カメラマンらしき人がおっしゃってましたが、
これは、「冠雲」というものらしく、珍しい現象とのこと。
高峰から甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳方面を望むと…、いい眺めですね~。
来年は、もう一泊して中央にそびえるアサヨ峰を経由して北沢峠、甲斐駒、仙丈ケ岳へチャレンジしたいですね。
白鳳峠から広河原へ下山します。下り始めはガレ場の急斜面。樹林帯までは、北岳とにらめっこしながら進みます。
ほどなく行くと樹林帯へ。落ち着いた、感じのよい森です。
ただし、この白鳳峠~広河原ですが、急斜面が多く、はしご、鎖場などもあり結構、タフなコースです。
当日はここを登りに使っている数組の方とすれ違いましたが、皆さま、息絶え絶えでした…。
このルートを下ってみた感想は、「登りでは絶対に使いたくない…。」でした。(笑)
広河原に近づくにつれ秋の色が深まります。疲れた体を癒してくれました。
ほどなくすると無事に白鳳峠登山口へ到着。
この後は林道を15分ほど歩いて行くと広河原BSです。乗り合いタクシーで夜叉神まで戻ります。
夜叉神峠付近の紅葉。ここから広河原までの区間の紅葉は最高でした。
夜叉神の森で恒例?のお風呂。汗をながしてさっぱりとして帰りました。(600円)
今回は天気も回復し楽しい山行となりました。
次回は、鳳凰三山+甲斐駒ケ岳に挑戦してみたいですね。
おしまい。
〇おまけ
・地図/標高グラフを作成しました。
・コースタイム
11/3 6:20 夜叉神登山口発~7:15 夜叉神峠小屋~8:24 杖立峠~9:53 苺平~
10:24 南御室小屋~11:54 薬師岳小屋~12:08 薬師岳~13:40 観音岳~
14:10 赤抜沢ノ頭~14:20 地蔵岳直下~14:42 地蔵岳 中腹~15:15 鳳凰小屋 泊
11/4 6:16 鳳凰小屋 発~7:06 地蔵岳直下~8:03 高峰~8:45 白鳳峠~
10:45 白鳳峠入口~11:00 広河原バスセンター
所々で、休憩を含むCTです。あまり参考にならないかもしれません。