甲武信ヶ岳・・・、甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)は、山梨県・埼玉県・長野県の3県の境にある標高2,475mの山で、
奥秩父山塊の主脈の中央に位置する。甲武信岳(こぶしだけ)とも呼ぶ。
甲州(山梨県)、武州(埼玉県)、信州(長野県)の境にあるのでこの名になっているとされる説が有名だが、山容が拳のように見えるからという説もある。
千曲川(新潟県に入ると信濃川)、荒川、笛吹川(釜無川と合流し富士川となる)の水源の地。
頂上に三角点はない。また、すぐ隣の三宝山のほうが標高が僅かに高い。日本百名山の一つ。
以上 Wikipediaより
登るまでは、百名山ということしか知りませんでした。(笑)
今回のルートは、西沢渓谷入口-戸渡尾根(徳ちゃん新道経由)-木賊山-甲武信ヶ岳のピストンです。
このルートは基本、樹林帯が中心です。ですが、ところどころに開けたビューポイントがあり広瀬湖越しの富士山が見られたり、
金峰山や国師ヶ岳などを繋げる奥秩父主脈の稜線が見られたりとそれなりには楽しめます。
GWの初日ということもあり、中央道の渋滞を避け前日入り。車中泊は登山口手前の道の駅「みとみ」で。
トイレ、自販機なども完備されており前泊には道の駅がお勧めです。
翌日の起床後に西沢渓谷入口駐車場へ移動。駐車場を7:16に出発し、7:43に戸渡尾根(徳ちゃん新道)の取りつきへ。
登り始めで、いきなりの急坂です。
戸渡尾根は、5km弱で1200m位を登るのですが、このようなガツンと登る急坂を何度か繰り返して高度を稼ぐ感じの登山道でした。
小一時間で、シャクナゲのトンネルへ。5月/末~6月初めにかけて満開になるとのことです。
トンネル通過には数分ほどかかりましたので、満開時にはかなり見応えがあると思います。
10:10にもう一方の登山道である近丸新道との分岐点へ。ちょっと開けた場所となっており休憩適地です。
休息後、さらに登っていくと標高2000mを超えたあたりから雪がちらほら。
2200m付近以上では、残雪量 数十cm~1mほどに。気温もだいぶ上がっており、踏み抜きまくりながらの歩行です。
ガツンと登る急坂とあいまって、へとへと、くたくた・・・。
あまりのつらさに写真がほとんどなし・・・。(笑)
木賊山手前の休憩ポイントからとった一枚。天気が良かったことは、本当なのはわかっていただけますでしょうか?(笑)
木賊山を越えると・・・、やっと出ました甲武信ヶ岳。その向こうには奥秩父主脈が一望です。
すでに時は、14:30になっております・・・。(笑)
あまりの疲労に
「もう、ここでビバークでもいいっ!」とおっしゃられてた方も弱冠一名ほどおりました(笑) が、
何とか頑張って本日のキャンプ地である甲武信小屋へ。15:00頃の到着、ホント、疲れました。
山小屋へ到着した時は、思わずがっつりと握手。そして、何はともあれビール、ビール・・・。(笑)
少々、飲み足りませんが(笑)、渇いたのどを癒した後は、テン場整備です。スコップを借りて雪を均した後にテント設営です。
幕を張り終えた後は、晩飯&晩酌です。それぞれ持ち寄った酒とつまみで楽しいひと時を過ごしました。
かなり疲れていたので、ホントにひと時でした。(笑)
翌朝・・・。
何とか4:30頃におきられました。(笑) コーヒーを飲みながら朝が来るのを待ってます。
しばらくすると、4:53に日の出です。山小屋のテラスからのご来光。本日も天気は上々ですね。
山小屋ももテン場も赤く染まります。
朝食後、6時過ぎから山頂へ向かいます。山頂へは20分ほど道のりで、6:30頃に甲武信ヶ岳ゲットです。
甲武信ヶ岳山頂から眺める奥秩父主脈、国師ヶ岳、金峰山、そして青い空!
ホント、早起きは三文のとくですね。(笑)
その向こうには、八ヶ岳、
南アルプス、
南に目をやると、黒金山越しには、雲海に浮かぶ富士山!
お腹いっぱいです・・・。(笑)
山頂での眺望をしばし楽しみ山小屋へ下山です。
本日は、下るだけなのでのんびりとテント撤収し西沢渓谷入口へ向かいます。
ビューポイントごとに富士山を眺めながら、青空に映える木々や若葉を眺めながらの楽しい歩行となりました。
山小屋徳ちゃん?帰りの木賊山への登り。朝日を浴びて登る隊長
再び、富士山!感じのよい道お疲れ様でした~!
おしまい。
〇地図&標高図
〇コースタイム、その他
4/28 7:16 西沢渓谷駐車場-15:00頃 甲武信小屋着
4/29 6:06 甲武信小屋-6:26 甲武信ヶ岳、
8:20頃 甲武信小屋-12:00頃 西沢山荘(昼食)-13:00頃 西沢渓谷駐車場